中イキできないとき、心では何が起きているのか
中イキできないのは、体のせいではなく、心がブレーキをかけているからだと私は考えています。この記事では、そのブレーキがどういうときにかかり、どうすればゆるむのかを書きます。どれも、催眠でたくさんの方と向き合ってきた私の考えです
イケない悩みは、人に言いにくい
周りの人はイケているように見えて、「自分だけ?もしかして不感症?」と一人で抱え込みやすくなります
気持ちよさは、心が伴って初めて感じるもの
触られた感覚に心がついていったときに、はじめて気持ちよさになります。性感帯は感覚の神経が多い場所ですが、そこを触られれば必ず気持ちよくなるわけではありません
中イキできる人でも、毎回イケるとは限りません。イクかどうかは、そのときの状況で決まっているように、私には見えます。その日の体調、ムード、相手との親密さなどを、無意識のうちに見ているのだと思います
ブレーキがゆるむのは、安心しているとき
イクために必要なのは、セックスそのものに対する安心感です。安心していると雑念が浮かびにくくなり、気持ちよさに集中できます。逆に、相手がどう思っているか、自分がどう見えているかが気になっていると、集中が途切れます。医療の解説でも、不安やストレス、パートナーへの信頼の不足といった心理的な要因が、オルガズムに達しにくくなる原因になりうると書かれています(注1)。一人ではイケるのに彼とはイケないなら、相手への気配りがブレーキになっているのかもしれません
今までは、相手がちゃんと気持ちよくなってるかなとか、自分の顔がどう映っているのかなとか、いろいろなことを考えてしまって、気持ちよさに集中できませんでした体験談を読む →
相手との関係から見た話は、次の記事で取り上げています
「イケない自分」を責めると、ブレーキは強くなる
心の中に「イケない自分」を守ろうとする働きがあって、責めるほどその働きが強まるのだと思います。感じていないのが申し訳なくて力が入り、さらに感じにくくなる、という悪循環になることもあります
以前は、感じられないのがプレッシャーとなり、頑張ってくれている彼に申し訳ないな…と思うと力が入ってしまって、よけいに感じられなくてっていう悪循環で、レスになっていた時期もありました体験談を読む →
ゴールは、もともとの感覚を取り戻すこと
「中でイケるようになりたい」と目標にすると、それ自体がプレッシャーになります
自分でできること
一人のときに、体の内側に意識を向ける練習をしてみてください。気持ちよくなりたい所に意識を向けて、気分が高まるのを待ち、体の変化をよく観察します。気持ちよさは心で感じるものなので、意識を向ける練習がそのまま性感を高める練習になります
催眠でできること
催眠の中でイク経験を繰り返すと、心と体が連動しやすくなっていくと感じています。催眠は、頭で考える部分を通さずに、心に届く方法だからです
文:催眠療法士だいき
注
- MSDマニュアル家庭版「女性のオルガズム障害」 MSDマニュアル(2026年10月26日に閲覧)。オルガズム障害の原因になりうるものとして、状況的な要因(前戯が足りない、性的な好みについて話し合えていないなど)と、心理的な要因(不安、ストレス、パートナーへの信頼の不足など)を挙げています
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