Hypno Orgasm

催眠にかかりやすい人、かかりにくい人

どの方にも、得意な暗示と、そうでない暗示があります。かかりやすさは、その日の体調と、かける側の進め方でも変わります

かかりやすさには、個人差がある

同じ暗示でも、すぐに体が反応する方もいれば、少し感じが変わるだけの方もいます。どの暗示にかかりやすいかも、人によって違います。暗示への反応に大きな個人差があることは、催眠の研究で、もっともはっきり確かめられてきたことのひとつです(注1)

かかりやすい人は、自分の反応に驚く人

「腕が伸びたまま、曲がらなくなる」と暗示すると、曲げようとしても曲がらない腕を見て、「えっ、なんで?」と驚きます。その驚きを楽しめる人ほど、次の暗示にも入りやすくなるように見えます

催眠音声でかかったことがある方も、すでに催眠状態を経験しているぶん、対面でもかかりやすい傾向があります

その日の体調で、かかりやすさは変わる

寝不足のときや、お酒に酔っているときは、暗示をしても催眠に必要な集中が続かず、ほとんどかかりません。催眠には集中力が要るので、前日は早めに寝てきてください

小さな暗示から始めると、かかりやすくなる

「目を閉じると、体の力が抜けていく」と暗示すると、「ほんとだ、抜けてきた」と感じます。暗示どおりに体が反応する感覚をつかむと、次の暗示も受け取りやすくなります。当日、性的な催眠の前にふつうの催眠を体験してもらうのも、そのためです

暗示の入れ方も、人によって変えています。細かく暗示すると早く深く入る方もいれば、受け取り方にゆとりを持たせたほうが入りやすい方もいます

無理な暗示は入らない

知り合いが大勢見ている前で「1から10まで数えると、イってしまいます」と暗示しても、ほとんど反応は起きません。イクことで得るものより、人に見られて失うもののほうが大きいからです

催眠状態では、潜在意識がいつも以上に周りの状況に敏感になります。潜在意識は防衛本能そのもので、自分を本能的に守ろうとするからです。反対に、性感催眠を受けに来ているときのように「この状況ならイってもいい」と思えると、多くの方がイクことができます。性的な催眠に入る前に必ず声をかけるのも、安心してそう思えるようにするためです

反応しない暗示があっても、得意な暗示に切り替えます

ひとつの暗示に反応しなかったとしても、それはふつうのことです。そのときは、その方が得意な暗示に切り替えて誘導するので、大丈夫です。催眠音声でかからなかった方も、諦める必要はまったくありません。催眠の結果の責任は、すべて私が取ると決めています

文:催眠療法士だいき

注

  1. Acunzo DJ, Terhune DB.「A Critical Review of Standardized Measures of Hypnotic Suggestibility」International Journal of Clinical and Experimental Hypnosis 69(1), 50-71, 2021. PubMed。催眠のかかりやすさを測る尺度を検討した論文です。暗示への反応に人によって大きな違いがあることを、数十年の催眠の研究でもっとも確かめられてきた結果として挙げています

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